視覚障害者とガイドヘルプ
目が見えない・見えにくい人たちのこと
視覚障害者の8~9割は、弱視(ロービジョン)と言われる人たちです。全く見えないのではなく、明るさの程度が分ったり、文字を大きくすれば読めたり、スマホの画面が見えたり、様々です。つまり視覚障害者と言っても、実際にはいろんな見え方の人が多いのです。
これら目が見えない・見えにくい人たちの数は、どのくらいなのでしょう。厚労省は身体障害者手帳を所持している人の数は、27万3千人としています。これに対して日本眼科医会は、164万人としています。令和6年10月、NHKは日本眼科医会の数字を基に番組を構成し、放映していました。
何故、こうも違いがあるのでしょう。実は身体障害者手帳は、自己申請に基づいて交付される仕組みになっています。これが理由の一つかも知れません。
同行援護(ガイドヘルプ)とは
視覚障害者は外出し、社会に参加する時、白状を頼りに単独で、あるいは盲導犬の助けを得たり、身内の人の援助を受けたりいろんな手段で外出します。視覚障害者は、原則、外出の目的を果たすためには誰かの、あるいは何らかの支援が必要なのです。
視覚障害者の外出をサポートするのが同行援護の制度で、サポートしてくださる人たちガイドヘルパーと言います。同行援護(ガイドへルプ)は、目が見えない・見えにくい人たちの外出を安心安全に支援する仕事なのです。
12月3日は、ガイドヘルパーの日
同行援護の制度が成立した日(平成22年12月3日)を記念して、ガイドヘルパーの皆さんにまず感謝し、更に社会的な位置づけを高め、またヘルパーの皆さんが安心して生活できるよう処遇改善を図り、プライドを持ってがガイドヘルパーの仕事をライフワークとしていただくように願って創設されました。